
YAMAHAのAIと人間の共創を追求するプロジェクト『Dear Glenn』が世界最大の広告祭で「シルバー」を受賞
ヤマハ株式会社がAIと人間の共創を追求するため取り組んだプロジェクト『Dear Glenn』が、世界最大規模の広告・クリエイティビティの祭典「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで「シルバー」を受賞
YAMAHAは1982年に50歳の若さで没した伝説的ピアニストDear Glennの演奏をAIのディープラーニングで学び、彼らしいプレイを再現できるシステムを開発。その開発を追ったドキュメント映像が今回の広告フェスティバルで「シルバー」を受賞しました。
映像ではエンジニアがグレン・グールドの100時間に及ぶ演奏音源をAIで解析したり、彼のプレイスタイルを知るピアニスト達のプレイもAI学習に取り込むことによって、より再現性の高いプレイを可能にしていく開発の模様を追っています。

動画の最後に「A.I.は今もグレンのプレイを学習している」とあるように、まだその演奏は完成形ではないようですが、かつてグレンと共演してきた音楽家はAIによる演奏に対して、まるで彼がよみがえったかのような感動を覚えていました。
日本が世界に誇る楽器メーカーのYAMAHAがAIと人間が互いに刺激し合い、共創する新しい音楽表現のあり方を提示する今回のプロジェクト。今後の作曲の方法にも色々な影響を与えていきそうですね。
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